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第109話 平作 投稿日: 2007/09/11 23:08:00
※お家をキレイにしよう!!※

ゲルマッハ君のお家は地球町でも一番に清潔で快適と評判です。
お庭もキレイだし、ゴミも少なくいつもキレイに片付いています。
やっぱ質実剛健のゲルマンの血筋なんですかねぇ。

・・・てなわけで、ニホンちゃんは今日、ゲルマッハ君の所にお家のお掃除を教わりにやってきました。

「わぁ・・・さすがゲルマッハ君のお家はキレイだね。
ゴミも分別しやすいようにキチンと整理されているしお庭の木もすごくきれい・・・ねぇ・・・どうやったらこんなにキレイにできるの?」
「決められた事、やるべき事をキチンとやればこうなるのは必然だよ・・・ニホンちゃん。」

キラキラした目で聞くニホンちゃんに、いつもの通りクソ真面目に答えるゲルマッハ君。

良い子なんだけど・・・こういうところがとっつきにくいんですよね・・・ゲルマッハ君は・・・(^^;)

相変わらずの四角四面の答えに怯みながらも気を取り直してニホンちゃんゲルマッハ家のお掃除の秘伝を教わろうと身を乗り出します。

「あのね・・・ウチもゲルマッハ君ちを見習ってお家をきれいにしようと思ってるの。
どうしたらこんな風にきれいになるの?」(´∀`;)

すると・・・
なぜか急にゲルマッハ君が不機嫌そうな表情に・・・

(あ・・・あれ?・・・あ・・・あたし・・・なにか悪いこと言っちゃったかな???)
ゲルマッハ君の不機嫌オーラに充てられニホンちゃんはアタフタ。 (´・ω・`;)

「ニホンちゃんは、どうしてお掃除について我が家に学びに
来るのだ?
”ゲルマッハ家はお掃除先進家”と思いこんでいるのでないのかい?
今、我がゲルマッハ家がそういう評価をもらっているのは、
日の本家のお陰なんだよ。
我が家はかつて煙突からの煙によって、シュバルツバルト
という庭の森を失ってしまった。
今あるのは、全部人工林だよ。
そこでようやく我がゲルマッハ家は目覚めたんだ。
どうすればいいか模索していたとき、日の本家の庭園を見たんだ。
それは”もったいない”とか、”足るを知る”という日の本家の思想だ。
日の本家は我がゲルマッハ家よりもお掃除に関しては進んでいるし見習うべき点が非常に多い。
その証拠に、今我が家が実践していることは、すべて数十年前には日の本家で当たり前のことだったろう。
量り売り、はだか売り、廃品回収・・・・
それに、我が家ではマイバックを持ち歩いているが、日の本家には風呂敷という何にでも使える素晴らしい文化があるじゃないか。
ニホンちゃんは自分の家にはもっと自信を持つべきだ。
我が家に来るのはいいが、その前におじいちゃん、おばあちゃんから学びなさい」

そう言われて・・・ニホンちゃんは急に恥ずかしくなりました。
(あたし・・・風呂敷なんて使ったことない・・・いつもコンビニの袋をもらって・・・それをゴミとしてだしちゃってた・・・)

うつむいたニホンちゃんにゲルマッハ君がずいっと顔を近づけてとどめの一言。
「ニホンちゃんは、もっと自分のウチを見るべきだ。」
「は・・・はい・・・」(゚д゚;)
いきなり至近距離にゲルマッハ君の顔が現れたのでまたまたアワアワのニホンちゃん。

いやほんと・・・ゲルマッハ君は良い子なんだけど・・・押しが強すぎてくどいのが玉に瑕なんですよね。(^^;)

そのとき・・・
目前にあったゲルマッハ君の顔が一瞬で横方向に吹っ飛んで行きました。

「兄者ぁぁぁ!!何をやっているかぁぁぁぁ!!」

振り向くと・・・
回し蹴りを振り抜いた状態のアーリアちゃんが・・・(・・;)
そして、その次の瞬間アーリアちゃんはニホンちゃんを抱きすくめ・・・
「ニホン、大丈夫か?!兄者にヘンなことされたのではないか?!」
「あ・・・あの・・・へんなことなんて・・・そ・・・そんな・・・」
「無事だったか!!良かった!!良かった!!ニホン!!」
ひとりで盛り上がるアーリアちゃんになすすべもなく茫然と抱きすくめられるニホンちゃんでした。(^^;)

(・・・こ・・・この兄妹は・・・)

おしまい


解説 平作 投稿日: 2007/09/11 23:09:00
解説
あるブログでこういう記事がありました。
ブログ作者の方ががドイツ人紳士にこのように叱られたそうです。

>引用終了
「日本人は、どうして環境についてドイツに学びに
来るのだ。”ドイツは環境先進国”と思いこんでいる
のでないのかい。
今、ドイツがそういう評価をもらっているのは、
日本のお陰なんだよ。
ドイツはかつて酸性雨によって、シュバルツバルト
という森を失ってしまった。
今あるのは、全部人工林だよ。
そこでようやくドイツ人は環境に目覚めたんだ。
どうすればいいか模索していたとき、東洋の自然観に
触れたのだ。
それが循環という考え方だ。
それをもとにしてできたのが、循環経済法という法律
なのだ。
そのほかにも”もったいない”とか、”足るを知る”
という思想も学んだのだ。
日本はドイツよりも環境に関しては先進国だ。
その証拠に、今ドイツ人が実践していることは、
すべて数十年前には日本で当たり前のことだったろう。
量り売り、はだか売り、廃品回収・・・・
それに、ドイツではマイバックを持ち歩いているが、
日本には風呂敷という何にでも使える素晴らしい文化が
あるじゃないか。
日本人はもっと自信を持つべきだ。
ドイツに来るのはいいが、
その前におじいちゃん、おばあちゃんから学びなさい」
>>引用終了
http://plaza.rakuten.co.jp/iikototanken/diary/200703070000/

どうも日本は捨ててはならない古き良きものを「便利さ」にかまけて捨て過ぎたかもしれません。
今一度振り返り、立ち止まり・・・
先人の知恵を謙虚に学ぶべきかもしれません。

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